できる?できない?寝だめファンタジー

2022年8月21日

みなさんこんにちは!やさかんです。

 

最近、暑かったりムシムシしたり

風雨で安眠妨害されたり・・・

睡眠妨害されて寝不足気味になっている方、

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

かくいう私も、

最近は寝不足がひどくて・・・

さすがにそろそろ対策しないと

いけないな、と

悩んでいるところです。

 

こういった安眠妨害や多忙によって

睡眠不足がちな生活を送っているものの、

日々元気に活動しているが、

このような発言をしているところを

耳にしたことはありませんか?

 

「休日に寝だめしてるから大丈夫!」

 

寝だめとは・・・

睡眠をたっぷりとっておくことで、

その後短時間の睡眠や徹夜をしても

元気だよ!という主張のことですね。

 

本当でしょうか?

 

私個人の意見ではありますが、

寝だめはある・できるという意見は

幻想であると、そう考えています。

 

今回はこの寝だめについて考えていきましょう。

 

人は寝ないとどうなる?

そもそも、人は睡眠をとらないと

どうなるのでしょうか。

 

人間の体は、睡眠中に、

記憶を整理したり、ダメージを回復したり、

疲労を取り除いたりしています。

 

「寝る子は育つ」という言葉があるように、

成長期にはこれらの働きによって、

大人の体へと成長させるという

大きな役割もあります。

 

睡眠が足りないということは、

これらの働きが阻害されてしまう

ということです。

 

世の中で活動していると、

見聞きしたことや自身の行動が

記憶として蓄積されていきます。

 

また、怪我や病気によって

細胞がダメージを受けたり、

疲労が蓄積したりもします。

 

それらの整理・修復が行われないままだと、

生命活動に重篤な影響が

表れてしまうことは明白でしょう。

 

人間の体で生きていく以上、

睡眠が必須行動であるという点には、

同意いただけるかと思います。

 

記憶の整理や人体の修復を前もって行うことができるか?

次に、寝だめをするというのは

どういうことなのかを考えてみましょう。

 

事前にたくさん寝ておけば、

その後睡眠時間が少なくても問題ない!

それが寝だめができる

ということであれば、

将来的に受けるであろう

人体のダメージや記録された記憶を、

あらかじめ修復・整理が

できるということになります。

 

はたしてそれは可能でしょうか?

 

あるいはこのような機能を

寝だめ中に行う人体であれば可能かもしれません。

・ダメージ肩代わり用の細胞を生み出し、引き起こされるダメージを代わりに受ける

・未整理の記憶を貯蔵しておける細胞を余分に蓄積しておく

・疲労を回復してくれる細胞を生み出し体内に蓄積しておく

 

ある意味で似たような機能はありますが、

少ない睡眠で問題なく活動し続けられるほど、

都合の良い機能ではありません。

 

「でも寝だめしておくことで少し長く活動できるのは事実じゃん」

そういう意見もあるかもしれません。

 

ゲームにたとえてみよう

人体の活動と睡眠について、

私の大好きな、ゲームに

たとえてみたいと思います。

 

みなさんが、RPG(ロールプレイングゲーム)を

プレイしたことはありますか?

 

某日本が誇る超有名企業のRPGタイトルから、

『リジェネ』の効果と『スリップダメージ』の

状態異常を拝借して、イメージしてみます。

※リジェネ・・・継続的に体力が徐々に回復する効果

※スリップダメージ・・・継続的に体力が徐々に減少する状態異常

 

『リジェネ』と『スリップダメージ』を

常に受けている状態と言えます。

 

それぞれの効果は、常に一定量ではありません。

 

おおざっぱに言うと、

起きているときは<スリップダメージの方が大きく>、

寝ているときは<リジェネの方が大きく>

作用しています。

 

つまり、人体は睡眠以外の時間では、

多かれ少なかれダメージを負い続けています。

 

RPGでは、HPが0になると戦闘不能になってしまい、

通常の手段では回復できなくなります。

 

現実でも同じように、ダメージが限界を超えると、

取り返しのつかない重篤な状態になってしまいます。

 

そうなる前に、何らかの手段でHPを

回復しなければいけないですね。

 

RPGのように魔法やアイテムを

使用して回復できればいいのですが、

現実にはそれに相当するものがありませんので、

回復するためには睡眠をとって、

リジェネ効果をスリップダメージより

大きくしてあげる必要があります。

 

リジェネ効果が大きければHPは徐々に回復していき、

最大HPに達するとHPの変動がストップします。

 

そして睡眠や終了し活動を再開すると、

スリップダメージが大きくなり

HPの減少が再開されます。

 

現代の日本人は

睡眠不足の傾向があるといわれていますから、

最大HPが100のところ、

日中の活動で30まで減り、

少ない睡眠で70まで回復、

また活動で30まで減り・・・

といった繰り返しの状況と言えるのでしょう。

 

おそらく、「寝だめができる派」の実体験は、

いつもはHP70の分しか活動できないけど、

休日に多めに睡眠をとって90まで回復したため、

いつもより長く頑張れる!

これは寝だめできているということ!

という幻想なのではないでしょうか。

 

確かに、「不十分な睡眠で回復したHPよりは」

長く活動できるかもしれません。

 

しかし、長く睡眠をとろうとも、

最大HPを超えて回復することはできません。

 

最大HPは、RPGのキャラクターが

レベルアップなどで上昇するように、

現実でも適切な運動や食事・睡眠などの条件が

そろうことで上がることがあります。

 

このように最大HPを上げる方法はあるものの、

残念ながら睡眠をたくさんとるだけではあがりません。

 

そう、寝だめが幻想というのはこういう意味です。

 

休日にたっぷり寝れば同じ事でしょ?

人の営みは、

こういったプロセスの<繰り返し>です。

 

「卵が先か鶏が先かなんてどっちでもいいじゃん」

「結局は休日にたくさん寝たら平日は少ない睡眠で頑張れてる」

「寝だめはできるって言い方もできるじゃん」

「要は概念でしょ?」

 

果たして、本当にそうでしょうか?

 

人体には、適応能力があります。

 

適切な方法で鍛えたら能力は上がり、

鍛えていなければ衰えていくようにできています。

 

使われない機能は縮小されていくんですね。

 

最大HPまで回復せずに活動を続けていると、

残念ながら最大HPが低くなっていきます。

 

最大HPが低くなるということは、

睡眠から目覚めて活動時間できる時間が、

短くなっていくことでもあります。

 

本来最大HP100の人は、

1日でHP90減るほど活動しても

10残っており、睡眠で10回復すれば、

また90のHP分活動できます。

 

HPが0になってしまうと

取り返しがつかなくなるので、

10残した状態で睡眠に入るわけですね。

 

睡眠が十分であれば、これの繰り返しで、

日々健康的に最大のパフォーマンスを

発揮し続けていけるわけです。

 

にもかかわらず、HP90までしか

回復させない生活を続けていると、

いずれ最大HPが90になってしまい、

日中活動に使えるHPは

80になってしまいます。

 

これまで90の活動ができていたのに

80の活動しかできないと、

活動によって得られるものが

減ってしまいますので、

これを取り戻そうと

睡眠時間を減らしてしまう人もいます。

 

そうすると、そのうち

また最大HPが80で定着してしまい、

今度は70までしか

頑張れなくなってしまった・・・

という悪循環に陥りかねません。

 

一度減ってしまった最大HPを

上げることは容易ではありません。

 

「適切な方法」を実践するにも体力が必要ですが、

日々の生活を維持しつつこれを実践することは、

最大HPが低くなればなるほど

難しくなっていくからです。

 

いかがでしたか?

あいにく、人間の体はゲームのように

単純な仕組みではないですし、

老化現象など様々な要素が

複雑に絡み合っているため、

一概に今回のたとえで

すべて説明出来るものではありません。

 

あくまで、寝だめが幻想であるという私の意見、

そこに至る理由を説明するためのイメージとして、

受け取っていただければと思います。

 

ファンタジーのせいで余計わからなかった、

という方には申し訳なく思います。

 

短期間の睡眠不足は

たくさん睡眠をとれば取り戻せるけど

でも長期的な睡眠不足は

続けば続くほど取り返しがつかなくなるから

寝だめは貯蓄じゃなくただの負債だよ

的なことが書いてあります。

 

十分な睡眠なんてなかなかとれない、

お仕事が、周りの環境が、自分の体質が、

それを許してくれない、

という方が非常に多いと思います。

 

かくいう私もその一人です。

いつかその状況を脱することができたら、

睡眠の確保に関する記事を

書けたらなと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

また次回もお読みいただけると嬉しいです。

ブログ,日常

Posted by やさかん