『未成年者取り消し権』ってなに?

2022年8月21日

みなさんこんにちは!やさかんです。

 

成年年齢の引き下げが実施されてから20日ほど経過しましたが、

今月から成人となったみなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

大人としての自覚に目覚めた方、

いまいちピンとこない方、

突然の変化に困惑してる方、

様々かと思います。

 

成年年齢引き下げについて、

何がどう変わるかなどを紹介した記事がありますので

あわせてお読みいただけると嬉しいです。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【2022年】4月1日から成年年齢が18歳に! | やさかんのブログ (yasakan.com)

 

さて、成年年齢引き下げに伴い、

目にする機会の多くなった「未成年者取り消し権」という単語。

ふわっと、なんとなく、字面からどんな感じの意味かは

想像できるのではないかと思います。

 

「未成年は契約しても無効にできるんでしょ!」

 

うーん、50点!・・・ですかね。

未成年者が結んだ契約を取り消すことができるケースがある、

という点は合ってます。

 

では今回は、未成年者取り消し権について、

一緒に見ていきましょう。

★未成年者取り消し権とは?

★未成年者取り消し権が適応できないケース

★成年年齢引き下げでいま議論されていることって?

未成年者取り消し権とは?

民法で定められている未成年者(今は満18歳未満)は、

保護者など法定代理人の同意を以て契約行為が可能です。

 

しかしなんらかの経緯によって、

法定代理人の同意を得ることなく、

未成年者が契約を結んでしまった場合、

法定代理人または未成年者本人が

契約を取り消すことができるようになっています。

 

ここだけ見ると、「未成年やりたい放題じゃん!」みたいに見えますが、

もちろん日本の法律はそこまで愚かではありません。

 

未成年者取り消し権が適応できないケース

未成年者が契約者であっても、

その契約を取り消すことができないケースも存在します。

 

それが次に該当する契約です。

 

●法定代理人の同意を得ている

●法定代理人の同意があると偽っている

●成年者であると偽っている

●契約者に婚姻経験がある

●法定代理人から「自由に使っていい」と許された金額で支払えるもの

●法定代理人から「○○に使いなさい」と許された目的と金額で支払うもの

●法定代理人から許可された営業行為に関連するもの

●商品やサービスを成年に達してから受け取った場合

●成年に達してから5年経過した場合

 

法定代理人がどういった目的にどの程度のお金を使用できるのか、

その判断ができるのは法定代理人自身なので、

それに基づいて契約が結ばれるべきだし、

未成年者相手に契約する人はそこをちゃんと確認する義務があるよ!

この辺ちゃんとしてなかったら契約を無効にすることできるよ、

だってそもそも前提が守られてないからね!

でも、未成年者が、その前提が守られているかのように

相手をだましてたら取り消せないよ!

 

そんな感じでしょうかね。

 

さらには、未成年者の契約相手は、

あとから未成年者であることが分かった場合などに、

「未成年者取り消し権を使うの?使わないの?」

「期間決めたから(1か月以上)それまでに返事して。」

「使わなかったら取消権消滅するから」

って申し入れすることができます。

 

そして、取消権を行使した場合は、

「未成年は使用済みなら今の状態でいいから返品してね。業者は返金してね。」

という、業者側が泣きを見るような内容です。

 

なので、業者としては成人してるか?

未成年なら親の同意あるか?

ということを必ず確認してるんですね。

 

未成年時に旅行でホテルの予約をしたことがあるという方は、

「保護者の同意書」なんてものを用意した、

という経験があるのではないのでしょうか。

これはそういうことなんですね。

 

成年年齢引き下げでいま議論されていることって?

成年年齢引き下げたことに伴って、

未成年者取り消し権に関して議論があがっています。

 

本質的には未成年者が契約可能なサービス

すべてで起こり得る問題ではありますが、

おそらく、親などの親権者に同意得ていない率や

年齢を偽ってる率が高いために議論が白熱している、

と思われる18歳19歳のビデオ出演・・です。

 

詳細は省きますが、いわゆる肌の露出が多いビデオへの出演、ですね。

 

これ、被害者の支援団体という集団が絡んでいる話のようですが、

「被害」といえるものが発生している件であれば、

今回の未成年者取り消し権の話題とは切り離して考えるべき

別問題ではないかと考えています。

 

未成年者の知識が未熟だから・・

社会的責任能力がないから・・・

今後の人生で背負うには重いから・・・

 

という理由であればそれは成年年齢引き上げ自体の課題であり、

ビデオ出演の問題だけ特別扱いする理由にはなりません。

 

そして、被害を受けている人がいるから、

という理由であれば、被害者が存在するなら加害者が存在し、

別の犯罪が絡んでいる事件でしょうから、

その被害自体に対する防止・抑止案を検討すべきです。

 

この件は専門家や有識者たちが白熱した議論を展開してくれたことでしょうし、

ここまでにしておきましょう。

 

結局、現状は「未成年者取り消し権」を

ビデオ出演の件にだけ適用する、という話は

見送りとなったようです。

 

完全になくなったわけではないかもしれませんが、

とりあえずなんらかの対策を検討すべきだけど

それは年齢に関係なく考えないとね、という感じのようです。

 

いかがでしたか?

保護者というのは、未成年の皆さんが思っているよりもはるかに、

社会のいろんなことから体を張って守ってくれている存在です。

 

成年年齢引き下げに関するいろんなニュースをみて、

なんかいろいろ不便になったり面倒なことがあったり、

いいこと全然ないなぁと思っている方もいると思います。

 

それは、あなたがこの世に生まれてからいままで、

あらゆる面で脆弱だったあなたに代わり、

あなたが自分ですべきことを保護者がしてくれていました。

 

あなたが大人になったので、

自分のことを自分でするようになった、

これはそんな自然な流れのひとつです。

 

でも、社会や人生に絶望しないでくださいね。

大人になると、自分の判断でスムーズにできることが飛躍的に増えます。

特にお金が絡むことです。

 

やってみたいお仕事や商売など、

責任は伴うもののあなたがやりたいことを

思いのまま実践・経験することができます。

 

さ!こっち側へきてください!

 

最後変な感じになってしまいましたが、

ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございます。

お疲れ様でした。

 

また次回もよろしくお願いします。